● 今回は、1月2月などに、日本料理店で、先付や、椀物などでよくみかける、雲子豆腐の作り方を紹介します。
★ 材料
・塩
・日本酒
【雲子豆腐】
・雲子 200g (裏ごし)
・昆布出汁 300cc
・牛乳 150cc
・吉野葛 (よしのくず) 50g
・本わらび粉 (わらびこ) 10g
・塩水 適量
★ 作り方
①・雲子は軽く流水でさらし、異物をとりのぞき、掃除をし、ザルにあげておきます。
②・鍋に、水1000ccに対して、酒100cc、塩10g 程度の割合の塩水を作り、火にかけ沸かし、雲子をいれ加熱します。
③・雲子に火が入りましたら、汁につけたまま冷まし、冷ましてからザルにあげ、裏ごしをしペースト状にしてから、計量をしておきます。
途中から汁につけたまま冷ました方が、臭みがなく美味しいとゆうことで変更になりました。
④・別の鍋に昆布出汁と牛乳、吉野葛と本わらび粉を合わせて、よく混ぜ溶き、溶いてから混ぜながら火にかけて加熱します。
ダマができないように注意して混ぜながら加熱します
⑤・加熱するとでんぷん質で固くなっていきますが、固くなっても、火を弱め、最低15分は練り続けます。
理想は30分ほどです。練れば練るほど、粉っぽさが消えもっちり感が増します。
⑥・練りあがりましたら、雲子の裏ごしを混ぜ、塩水で味を整えます。
⑦・味を整えましたら流し缶などの型に流し、底をたたいて空気をぬき、氷水に流し缶を浮かばせて冷まします。(流し缶参考)
⑧・ある程度冷めましたら冷蔵庫にしまい、しっかり冷ましから切り出して使います。
【 食べ方・提供方法 】
食べ方その1:お店では雲子豆腐を切り出し、ぽん酢とかつお出汁を同じ分量で割ったものをかけ、もみじおろし(大根おろしと唐辛子のペーストを混ぜたもの)と芽葱(めねぎ)をそえて、先付や小鉢として冷たい状態で提供してます。
食べ方その2:同じように雲子豆腐を切り出し、今度は片栗粉をまぶして油で揚げておきます。お椀に盛りつけて、吸い物の汁をはり同じように、もみじおろしと芽葱を盛りつけ、他、椎茸などのかざり野菜も盛りつけ、温かいお椀として提供しています。
・雲子豆腐を作るときは、雲子の風味を生かす為に、かつお出汁ではなく、あえて昆布出汁を使っています。
・くもこ・クモコ・しらこ・シラコ