● 今回は、ヴィシソワーズの紹介になります。ヴィシソワーズは、じゃがいもと、ネギを加えた、ポタージュスープを冷たくしていただく、冷製のスープのことをいいます。温かい状態で提供するときは、ヴィシソワーズとは言わず、そのまま、じゃがいものポタージュといいます。温かい状態と、冷たい状態の温度差でも、トロミの粘度も変わってきますし、人が感じる塩気にも差がでてきますので、いただく温度や提供したい温度に合わせて、生クリームや、牛乳、塩で調節をする必要性はあります。
参考までに、
・冷たい状態の方が、脂分が固くなるので、ドロドロしやすい。
・冷たい状態の方が、味を拾いにくいので、塩気などを少し強くしておく必要がある。
では、基本的な作り方です。
目次
★ 材料
・じゃがいも 200g
・玉ねぎ 200g
・牛乳 200cc
・生クリーム 100cc
・塩 適量
★ 作り方
①・じゃがいもと玉ねぎは皮をむいて、スライスしておきます。
②・鍋にバターをひき、玉ねぎをいれ、玉ねぎに色がつかないように、中火でじっくり炒めていきます。
③・続いて、じゃがいもをいれ、軽くいため、牛乳と生クリームをそそいで、火をいれます。
④・火が入りましたら、粗熱をとり、ミキサーにかけます。
⑤・鍋に戻して、火にかけ、塩で味を整え、牛乳、生クリームで濃度を整えましたら、じゃがいものポタージュの完成です。
【 ヴィシソワーズ 】
⑥・じゃがいものポタージュを、ボウルなどに移し、提供する温度まで、しっかり冷やします。
⑦・しっかり冷やしましたら、味見をし、塩で整え、牛乳、生クリームで濃度を整えて完成です。
★ アレンジレシピ
チキンブイヨンをいれる
・考え方にもよりますが、牛乳をチキンブイヨンに変更しても美味しいです。また家庭では、味見の時に顆粒のチキンコンソメをいれ、塩も加え、味を整えても美味しくいただけるかと思います。
ただ、ダシ系をいれてしまうと、じゃがいも感が薄れてしまうので、素材の美味しさを表現できなくなるので、入れない方も結構います。特に顆粒のコンソメは、冷たくしていただくさいに、結構主張してきますので、控えめにいれるといいかと思います。
オリーブオイルをいれる
・カップに注いだら、仕上げにエクストラバージンオリーブオイルを、少量たらしても、美味しくいただけます。
ベーコンオイルをいれる
・カップに注いだら、仕上げに、ベーコンを焼いた時にでる油を、とっておき、少量たらします。香ばしさも加わり、とても美味しくいただけます。
トリュフオイルをいれる
・カップに注いだら、仕上げに、トリュフをスライスして、いっぱいかけます。と言いたいところですが、市販でトリュフオイルとゆうものもありますので、それを少量たらします。これは好みが分かれるかもしれませんね。
カレーオイルを入れる
・カップに注いだら、仕上げに、カレーオイルを少したらします。このオイルは、ピュアオリーブオイルに、にんにくのみじんぎりと、カレーパウダーをいれて、弱火で火にかけ、オイルに香りを移し、それをこしたオイルになります。先輩のパクリになります。美味しかったですよ。
・その他、それぞれ仕上げに、ブラックペッパーも少しかけても美味しくなりますよ。