● 今回は、フランスの郷土料理でもある、ブランダードの作り方の紹介になります。ブランダードはフランス語で「混ぜる」を意味します。地方の郷土料理で、基本は、タラを牛乳で混ぜてペースト状にした料理を、バケット(パン)のせていただくのですが、今回は、それをパネし、コロッケ風にしたものになります。ちなみに、パネは衣(パン粉)をつける料理を意味します。お店では、タラに限定せずに、白身魚の端材がたくさんでたときに、作ることが多いです。
★ 材料
・白身魚端材 1000g (骨、皮がない状態で計量)
・塩 20g
・砂糖 3g
・ ローリエ 1枚
・タイム 5枝
・牛乳
・にんにく 1片 (みじんぎり)
・玉ねぎ 125g (スライス)
・レモン果汁
・エクストラバージンオリーブオイル 100cc
・パン粉 (乾燥させる)
★ 作り方
①・白身魚は身だけの状態にしておき、計量します。
②・にんにくはみじんんぎりにしておきます。
・玉ねぎは薄くスライスしておきます。
・パン粉は軽く炒って乾燥させて、細かくしておきます。
③・白身魚を、塩・砂糖・ローリエ・タイムとからめ、ザルの上で、4時間ほど、おいておきます。出てきた水分は取り除き、臭みをぬいておきます。
④・白身魚を今度は、3時間程、流水でさらし塩と臭み抜きをし、その後、水分をよくきっておきます。
⑤・白身魚と玉ねぎ・にんにくを鍋にいれ、浸る程度の牛乳をいれて弱火でじっくり加熱し、煮詰めます。
⑥・途中で水分が少なくなってきましたら、牛乳を足し、ヘラなどでペースト状になるまで潰しながら混ぜます。
⑦・ペースト状になりましたら、塩・オリーブオイル・レモン果汁で味を整え、ブランダードは、完成です。
●・提供時や、いただく時は、ブランダードを球体や小判型などに形成し、乾燥させたパン粉をまぶして、揚げます。また、加熱せずに冷製のコロッケ風として、トマトソースなどを下引きにしても美味しくいただけます。
・揚げて加熱し、レモンを添えても美味しいですよ。