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● 日本料理をやっていて調理場でよく飛び交う会話のひとつに「これ八方地(はっぽうじ)で炊いといて!」とゆう光景があります。今回はこの八方地・八方出汁の意味を知っていただきたいと思います。
目次
● 八方地の意味、八方地とは?
八方は(八方向、8ほうこう=多方向)とゆう意味になります。多方向、つまりはいろいろな料理に使える汁と言う意味からきています。僕は昔、分量の話しかと思っていました。
実際、ダシが 8 : 醤油が 1: みりんが 1 ぐらいな割合なものが多いですが、実は正確な割合は決まってません。そして醤油も薄口醤油か濃口醤油かも決まっておらず、料理・食材に色をつけたくない・薄口醤油で作って欲しいときは「薄口八方」と呼ばれるもので炊いて、色をつけたいときなど・濃口醤油で作って欲しいときは「濃口八方」と呼ばれるもので炊いて使い分けています。
主な使い方
・人参の煮物
人参を食べやすい大きさにカットして、一度水からゆでて流水でさらし、かつお出汁8:酒1:本みりん1:うすくち醤油1 の八方出汁で炊きます。
・わらびの煮物
下処理をした、わらびを藁灰でゆでて、流水でさらし、かつお出汁8:酒1:本みりん1:うすくち醤油1 の八方出汁で炊きます。(わらびの細かい下処理と知識はこちらから)
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