● 丸十(まるじゅう)は日本料理における「さつまいも」のことで、薩摩藩のマークに見立てているところからきています。丸十のレモン煮は僕がいた会席料理のお店では、主に前菜八寸の一品や、焼肴のあしらいなどにも使っていました。レモンのさっぱりした風味が焼き魚の脂っこさを消してくれますので、特に焼肴のあしらいにおすすめです。
★ 材料
・さつまいも
・水 1000cc
・砂糖 500cc
・レモン
・レモン果汁
・くちなしの実(くちなしのみ)
★ 作り方
①・さつまいもは一口サイズぐらいの輪切りに切って水で一度さらし、アク抜きをします。(仕事で使うときは煮崩れ防止の為、面取りをしていますが、家庭ではもったいないが勝つのでしていません。)
②・水にくちなしの実を割っていれ、さつまいもも入れ、一緒に水から火にかけてボイルします。
③・串を刺してみて、さつまいもに火が通り、くちなしの黄色い色がさつまいもに移りましたら、少し時間をおいて、落ち着いてさつまいもに充分、くちなしの色素がついたと思いましたら、水でさらします。
④・別の鍋に水と砂糖を合わせて沸かし、中火にしてから、さつまいもを投入します。
⑤・沸いてきましたら弱火でくずさないように炊いていき、さつまいもが浮いてきましたら炊きあがりにレモン果汁とレモンの輪切りをたっぷり入れて味を整えます。
⑥・ゆっくり冷まして味をさつまいもに含ませて完成です。
⑦・お店では、ある程度冷めましたら、同じ割合の新しいレモン煮の汁・よく冷やしたものを準備してつけかえ、冷蔵庫に保管しています。
●・お店では提供時に黒ごまを少しのせて飾り提供してます。
●・レモンの皮はエグ味でるので、外す考え方の人と、レモンらしい香りをだすには皮が必要って考え方の人がいますので、お好みで作ってください。